親密さを伝える感覚

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冬に逆戻り!寒いですねー

あられが降ったところもあったようで!

そんな人肌恋しくなるこの季節……

ということで本日は私が読んだ本『皮膚感覚の不思議「皮膚」と「心」の身体心理学』から親密さを伝える感覚をご紹介したいと思います。

触覚(触る感覚・触られる感覚)には感情を喚起させる機能があり、

人に触られることによって、親密さや愛情を伝え、またそれらを感受するように進化してきたのだと考えられます。

それを裏付ける、アメリカの社会心理学者バーディーンの実験があります。

被験者にある人物に三通りの方法で出会ってもらい、それぞれの印象を評定してもらいました。

出会いの方法とは、

①身体接触だけ(目隠しをして、話はしない) 触覚

②見るだけ(話はなく、目隠しも接触もなし) 視覚

③言葉だけ(接触なし、目隠しをする)    聴覚

の三通りです。

被験者は同じ人物に、視覚、聴覚、触覚のいずれか一つの感覚だけで三回出会ったわけです。

すると、

触覚だけの出会いでは「信頼できる、温かい」といった印象、

視覚的な出会いは「冷たい」という印象、

聴覚的な出会いは「距離がある」という印象が持たれることがわかりました。

この結果からバーディーンは、人間関係における触覚は、視覚や聴覚よりも、親愛的な感覚を伝達する機能を持つと考えました。

社会的動物としてのヒトは、家族や社会を形成して、互いに助け合わなければ生存できない。

その社会的絆を形作り、維持するために、このような触覚も進化させたのだろうと思います。

 

さらに感覚は、未熟な乳幼児期を生き抜く為に重要な役割を果たしています。

例えば赤ん坊の頬に触ると、そちらへ口を向ける。これは母親の乳首を探す為の反射として備わっている本能です。(口唇探索反射)

また皮膚や筋肉に有害な刺激が加わると手足の屈筋が収縮するのは、有害な刺激に対する回避行動です。(屈筋逃避反射)

口に指を入れてやると吸い付き、飲み込もうとすることも、口に乳首が入ったら吸い付いて母乳を飲み込むために不可欠な反射です。(吸啜反射)

感覚は、外界にあるものを認識する為の機能だけではなく、対人関係や社会性を築く為の重要な役割を持ち、さらには未熟な生命を支える役割ももっています。

触覚は、自己を知り、外界を知り、対人関係を築き、生命を支えるというように、生きていくための、必要不可欠の重要な感覚だといえます。

触覚って大切ですね!!!!

触れ合うコミニケーション、親子のスキンシップは何よりも両者の絆を強める働きをしています。

スキンシップは心の栄養です。

私は反省の日々です!(笑)

 

はりきゅう院さくら

住所 鹿児島市桜ヶ丘4-18-12

℡  099-811-4297

 

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