うつ病・自律神経疾患・慢性痛

スーパーライザー×鍼灸

 

はりきゅう院さくらは鹿児島市荒田にある鍼灸院です。うつ症状やうつ病、抑うつ、パニック症や自律神経失調などの精神科領域の鍼灸施術を行っております。精神科領域はうつ病や双極性障害などの気分障害やパニック症などの不安障害などがみられます。一方、自律神経疾患も様々な症状があり、下記にみられる症状を呈すことが考えられております。起立性調節障害や過敏性腸症候群、頭痛では緊張型頭痛など多岐にわたります。当院に来院される患者様は、現代医学的な治療で十分な改善が得られず、薬物療法への+αとして薬に頼らない治療である鍼灸治療を受けに来られます。体調が回復されても再発の予防を目的に体調管理として活用されております。また、激務に追われ「うつ病の診断には至らないが気分や身体の不調が続いている」いう状態にも鍼灸は良い適応になります。実際に、労働者への鍼灸を行うことにより精神的・身体的な疲労感が改善することがわかっています。これらの疾患は、脳血流や腸内細菌、抗重力筋の過緊張などが関係している事が最近の研究でわかっております。鍼灸は自律神経を整える転調作用、スーパーライザーは星状神経節照射により脳の血流に変化を与えることができます。相乗効果により体の機能を正常に保つことを目指していきます。

当院のホームページをご覧いただきありがとうございます。気になる点がありましたら先ずはお気軽にご相談ください。公式LINEアカウントからご利用いただけます。


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心と体の健康

うつ病

一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといった精神症状だけではなく多くの身体症状が表れる方が多くいらっしゃいます。

睡眠障害や疲労感、頭痛や腹痛、食欲不振などが初期症状として表れやすくなります。これらの症状で日常生活に大きな支障が生じている場合、うつ病の可能性があります。

うつ病は、精神的ストレスや身体的ストレスなどを背景に、脳がうまく働かなくなっている状態です。

当院では、病院に罹られていない方、また罹られていても症状が重篤な方に関しては専門の病院へ受診を進めています。

1人で悩まずま先ずはご相談ください。

うつ病の疫学

日本では、100人に約6人が生涯のうちにうつ病を経験しているという調査結果があります。また、女性の方が男性よりも1.6倍くらい多いことが知られています。女性では、ライフステージに応じて、妊娠や出産、更年期と関連の深いうつ状態やうつ病などに注意が必要となります。※厚生労働省ページより抜粋

うつ病を発症しやすい疾患

うつ病以外の病気でもうつ状態が引き起こされることが知られております。双極性障害、気分変調症、適応障害、不安障害、統合失調症などの精神疾患。脳血管障害や認知症、甲状腺機能障害、全身性エリテマトーデス、消化器疾患、心疾患、腎疾患、肝疾患、糖尿病などの身体疾患があげあれます。また、慢性疼痛を訴えている方に特に多いことがわかっています。

慢性の身体症状でうつ病を併発しやすくなる

うつ病は気分の落ち込みや憂鬱感などを想像しますが、身体的な症状も表れます。体のだるさやしびれ、頭痛、動悸、下痢や便秘、めまいなど多岐にわたる症状が表れます。これらの症状が慢性化してしまうとうつ病を発症してしまうリスクが高まります。

自律神経失調症

原因のハッキリしない、慢性的な不調が続く。

そんな時は自律神経の乱れを疑うべきです。

体の不調(こり)、頭・体が重たい、気分の浮き沈みがある、更年期障害、冷えがある、寝つきが悪い。

ストレスの多い方に現れやすい症状です。

このような症状は副交感神経の働きが低下し、交感神経が優位となりバランスを崩していることが多いです。

身体は副交感神経が優位になることでリラックスした状態になります。

心と体を楽にする自律神経にいい話をしていきたいと思います。

 

当院の特徴

鍼灸とスーパーライザーを併用して施術効果を高めていきます。

うつ病や自律神経失調症への鍼灸治療で期待できることは以下の通りです

①心身のリラックス

②自律神経機能の改善

③脳機能の改善

④身体症状の改善

スーパーライザー治療で期待できることは、

①星状神経節に照射し交感神経を抑制し過緊張を緩和

照射する事で、自律神経の中枢といわれる視床下部の血流が改善されます。

改善されると、免疫系、内分泌系(ホルモン)、自律神経系それぞれに指令を発してして体の恒常性維持を図る目的で行います。

 

星状神経節への照射後の脳血流量の変化

鍼とスーパーライザーの脳血流量の変化

鍼とスーパーライザーの脳血流量の変化

施術風景

星状神経節に照射を行い交感神経の働きによる緊張を緩和させます

自律神経疾患では前頭前野の血流を改善することが大切です

 

 

自律神経疾患

自律神経のバランスが悪く普通の生活を送る事が辛くなっている方は少なくありません。

 

特徴的な疾患は

☑起立性調節障害☑過呼吸症候群
☑過敏性腸症候群☑メニエール症候群
☑緊張性頭痛☑機能性消化不良
☑片頭痛☑逆流性食道炎ets….

では、自律神経とは何でしょうか?

 

自律神経とは?

自律神経とは2つの神経からなります。

1つは「交感神経」:主に体を動かす時に働く神経で,車に例えるならアクセルの役割をしています。

もう一つは「副交感神経」:主に体を休ませる時に働く神経で,車に例えるとブレーキの役割をしています。

この2つがシーソーのように一方が下がると一方が上がるというように、バランスを取りながら働いており私たちに生活を送らせてくれているわけです。生活を送るうえで交感神経の過活動(過緊張)状態が続いでしまうと、体に対してあらゆる症状が出始めます。

それでは、それぞれの神経の働きはどのようなものなのでしょうか?

 

自律神経の働き

自律神経の説明図

 

交感神経副交感神経
主に体を動かす時に働きます主に体を休める時に働きます
●呼吸が速くなる●呼吸が穏やかになる
●血圧・血糖上昇●血圧・血糖の下降
●内臓機能の抑制●内臓機能の亢進
●心拍数増加●心拍数減少
●瞳孔散大●リラックス状態ets
●発汗量増加ets

 

大切なことはバランス

交感神経と副交感神経がバランスを取り合う事で体の調子を整えます。この2つのバランスが不安定な状態になると様々な症状が表れてきます。

 

バランスが崩れた時表れる症状

 

全身症状

倦怠感・疲れやすい・眠気・食欲不振・血圧の変動

頭部

頭痛・頭が重い・ボーとするets

心臓

動悸・胸が苦しい・不整脈・立ちくらみ

消化管

胸やけ・胃がムカムカする・吐き気・下痢・便秘・お腹が張りやすい

膀胱

頻尿・残尿感・尿が出にくい

生殖器

月経不順・無月経・排卵障害・月経痛・不感症

その他

冷え・のぼせ・震え・耳鳴り・ほてり・肩こり・不定愁訴な痛み・易疲労・口の渇き・多汗・不安感・イライラ感・過緊張・不眠・皮膚のかゆみなどの異常

 

自律神経の乱れる原因

 

●生活のリズムの乱れ

●精神的ストレス

●生活環境

●ホルモンバランスの乱れ

●性格・体質

生活のリズムの乱れ

代表的なものは昼夜逆転の生活を送っている人。不規則な睡眠時間などが続くと自律神経が乱れる原因に繋がります。

精神的ストレス

通常、朝目覚めた時から交感神経の活動が活発になってきます。そんな中、職場などでノルマや長時間勤務、人間関係などで過度にストレスを感じると更なる交感神経優位の生活が続き、自律神経のバランスが保てなくなる原因につながります。

生活環境

職場環境、人間関係(ママ友・職場)ご近所問題、騒音、空気汚染、突然の移動などの環境の変化・人間関係に対応できなくなると自律神経のバランスが崩れてきます。

ホルモンバランスの乱れ

特に女性に多くみられます。閉経が近づきホルモンバランスが崩れてくると更年期障害が表れてくる方があります。更年期障害はホルモンが関与しています。ホルモンの分泌は自律神経の中枢である視床下部で行われていますので、乱れの原因につながります。

性格・体質

生まれ持った体質や性格にもよります。例えば、怖がりな人、細かい性格な人、いつも忙しい人など、もともと自律神経が過敏な人は自律神経のバランスが乱れやすい傾向にあります。

症状が慢性化すると

痛みには急性痛と慢性痛があります。

急性痛である感覚的な痛みは組織の損傷、機能障害、機能低下とあり、痛みを感じている脳の部位は体性感覚野の第1次体性感覚野や第2次体性感覚野となります。

痛みが続き慢性痛の状態になると、不安や抑うつ、怒りなど情動系が関係する痛みになります。痛みを感じている脳の部位は大脳辺縁系に移り、前帯状回、扁桃体、島皮質となります。

更に慢性化が進むと認知され、記憶、無意識の認知、痛みの体験、痛みの捉え方が関係してきます。この頃になると痛みを感じている部位は前頭葉の前頭前野(背外側前頭前野)になります。

前頭前野には以下のような役割があります。

慢性の痛みや症状が続くことにより前頭前野の働きが悪くなると、思考すること、行動を抑制する事、コミュニケーションする事、情動を抑制する事、記憶をコントロールする事、意識・注意を集中する事、注意を分散する事に影響がでてくると言われています。文字で読むとわかったようなわからないような…。例えるとすれば、物事を順序立てて行えなくなったり、暴飲暴食したり、人との付き合いが面倒になったり、ご飯を食べに行ってメニューをすぐ決められなかったり、すぐ怒りやすくなったり、物事を思い出せなくなったり、集中力がなくなったり、ゲームを一晩中してやめれなかったり。というような症状が起こっているかもしれないという事です。もちろんすべてに影響が及ぶわけではありませんが、前頭葉の前頭前野は私たちが生活するうえでとても大切な機能を担っています。鍼灸はこの前頭前野の活性を促す報告が、様々な研究から出されています。当院でも前頭前野の活性を促す施術法を行っております。

乱れた自律神経のバランスを取り戻す

 

当院の施術ははりきゅう治療とスーパーライザー併用で行います。

近赤外線治療器のイメージ図×

 

はりの効果

総合的にはりきゅう刺激が自律神経系、内分泌系、免疫系に作用して生体の恒常性の改善につながります。

鍼刺激は上記にお示しした通り、脳のどの部位まで及んでいるかで施術の方法を変えなければいけません。

疼痛が抹消のレベルであれば、疼痛局所へ施術を行います。

脊髄レベルにある場合は、背骨の両脇の方に施術を行うポイントがあります。

脳レベルになると、四肢や顔面部に施術を行います。

こうして施術ポイントを考えて治療を行うことにより不快な症状をより早く、より効率的に和らげていきます。

はり灸の作用

●調整作用

●誘導作用

●鎮痛作用

●防衛作用

●免疫作用

●消炎作用

●転調作用:自律神経失調症やアレルギー体質を改善して、体質を強壮にする作用。

●反射作用

当院では、この転調作用の強化を図っていきます。

鍼×セルフケア

ここまでは、自律神経とは何か、症状が慢性化してしまうとどうなるのか、鍼刺激は自律神経の何にいいのかについてお話してきました。

ここからは、治療と合わせて知っていただきたいことをお話致します。

自律神経疾患でカギになる神経伝達物質があります。それは【セロトニン】です。

セロトニンは脳内の神経伝達物質のひとつで、ドパミン・ノルアドレナリンを制御し精神を安定させる働きをします。

ドパミン(喜び、快楽など)やノルアドレナリン(恐怖、驚きなど)などの情報をコントロールし、精神を安定させる働きがあり、体にとってとても大切な神経伝達物質なのです。

セロトニンの量が少なくなると体に様々な異変がでてきます。

セロトニンが枯渇することにより生体にどのような反応が表れるか一つの研究をご紹介いたします。

”この研究では、慢性的な抗生物質投与によって腸内細菌叢を除去したマウスを用いて、腸内細菌叢と、脳機能の一つである睡眠の関係について調べた研究になります。

腸内細菌叢を含む腸内環境は、脳機能と相互に影響を及ぼしあっていることが明らかになっています。腸内細菌叢除去マウスでは、正常なマウスと比較して神経伝達物質の合成に関係するアミノ酸の代謝経路に有意な変動が認められました。特に、ビタミンB6が有意に減少し、神経機能を調節するセロトニンが枯渇していたという事です。一方で、神経細胞の活動を抑えるグリシンとγアミノ酪酸(GABA)には有意な増加が認められました。

腸内細菌叢除去マウスでは、明期(睡眠期)の睡眠が減り、暗期(活動期)の睡眠が増えており、睡眠・覚醒の昼夜のメリハリが弱まっていて、また、大脳皮質の活動が活発なレム睡眠に特徴的な脳波成分であるシータ波が減少していることが分かりました。

つまり、腸内細菌叢の除去が睡眠の質を低下させる可能性が示唆されました。

この研究の推進により、腸内環境と脳機能との相互作用(脳腸相関)についての理解をさらに深めることで、食習慣に基づいた健康増進の新たな方法論の確立が期待されます。”

腸の働きは脳と密接な関係があることが最近の研究からもわかってきています。そのカギの一つがセロトニンとなります。

セロトニンを増やすには

では一体どのようにしてセロトニンを増やせばいいのでしょうか?

セロトニンは脳内で作られるんですが、その材料として必須アミノ酸のトリプトファンが必要となります。しかし、トリプトファンは体内で作りだすことができません。そのため、食事から摂取しなければなりません。食べ物から摂取されたトリプトファンは、日中は脳内でセロトニンに変化し、夜になると睡眠に関係するメラトニンに変化します。トリプトファンが不足すると、睡眠の質の低下を引き起こしたり、不眠の原因になります。

トリプトファンが多く含まれている食材は上記されている通りになります。

トリプトファンを摂取することで、セロトニンを作り出す材料は確保しました。次は作り出さなければなりません。鍼灸刺激はセロトニンを増やすという事が研究からわかっています。

当院では、顔面部や耳の刺激を行うことにより脳に刺激を与えセロトニンを増やしていけるようにしていきます。

セロトニンから睡眠に関係するメラトニンを作り出す工程で大切なことが、日光に当たることになります。つまり、トリプトファンを多く含んだ食事を採りセロトニンを作り出し、日光に当たることでセロトニンからメラトニンを作り出すという事が体を作る上で大切になります。

日光に当たりなさいとよく言われるけど…どのくらい当たればいいのですか?とよく質問を受けることがあります。参考になる研究がありましたのでご紹介いたします。

こちらの研究は、食事内容と受光履歴の関係をメラトニン挙動と睡眠評価で比較しました。33名の大学生を高トリプトファン食と高照度群、高トリプトファン食と低照度群、低トリプトファン食と高照度群、低トリプトファン食と低照度群の4グループに分け、5日間過ごしてもらいました。

すると、高トリプトファン食と高照度群のメラトニン挙動が、1日目に比べ4日目のメラトニン挙動が前進または分泌増加傾向がみられたという事です。これは、低トリプトファン食と高照度群にもみられいますので、日光に当たることはとても大切なことがわかります。トリプトファンを採り、できればコンスタントに日光に当たる。これを繰り返すことで、体内リズムを整え、規則正しい生活をおくれる体を作ることが大切だと考えています。最高のセルフケアではないでしょうか。上記で、はりがセロトニンを増やすという事を書きましたが、以下に鍼の作用機序を記載しております。

鍼灸施術の鎮痛機序

鍼灸

体に存在する様々な鎮痛メカニズムが存在しており、鍼灸で賦活させていることに繋がります。

まず、痛みのレベルで判断します。

 

抹消レベルの鎮痛機序(疼痛局所への治療)

 

【オピオイド受容体を介した鎮痛】

炎症があるところには痛みを抑制する物質であるオピオイドを含有した免疫細胞が数多く存在しています。

鍼灸刺激より免疫細胞にオピオイドを放出させ、抹消の痛覚受容器に存在するオピオイド受容体に作用させることで鎮痛が起こります。

オピオイド受容体を介した鎮痛メカニズム

 

【アデノシンA1受容体を介した鎮痛】

鍼灸刺激で微小の組織損傷が起こると、細胞からアデノシン3リン酸(ATP)ATPが漏出します。

アデノシンは分解されるとアデニンになり、アデノシンが抹消の痛覚受容器に存在するアデノシンA1受容体に作用して鎮痛が起こります。

これが、疼痛局所に鍼を刺し上下に動かしたりする手技を用いる際の鎮痛メカニズムです。

アデノシンA1受容体を介した鎮痛メカニズム

 

脊髄レベルの鎮痛

 

【ゲートコントロール説】

疼痛局所やその対側、支配エリアの皮膚や筋肉などに鍼を刺して数分間おいておく時や、刺さない鍼で皮膚をさする際の鎮痛メカニズムです。

ゲートコントロール説

 

【下行性抑制系の賦活に伴う脊髄後角の抑制】

セロトニンというものが減少すると局所的に筋肉がこわばるという状態を引き起こします。

また、ノルアドレナリンというものが減少すると、交感神経亢進症状である冷えや血流低下などを局所的に引き起こします。

鍼の刺激により2つの物質を区別して分泌させる方法はありませんが、ノルアドレナリンも、セロトニンも抗重力筋との関係が深いことから、

抗重力筋への刺激が有効である可能性があります。

※抗重力筋とは立っている時でも、座っている時でも姿勢を維持するために働いている筋肉のことです

下行性疼痛抑制系の賦活に伴う脊髄後角の抑制

 

脳レベルの鎮痛

 

【下行性疼痛抑制系】

身体のあらゆる部位を刺激することで、脳の視床下部、中脳中心灰白質や延髄大縫線核から内因性のオピオイド物質を放出させるメカニズムです。

これには鍼通電や響きを伴うような刺激が必要になります。

体幹部に行うよりも手や足の末端に刺激を行うほうがこのメカニズムを賦活させやすいと考えられています。

下行性疼痛抑制系の賦活

体性感覚野における脳の機能局在

 

【広汎性侵害抑制調節】

全身のあらゆる部位に刺激を加えることで痛みを抑制するメカニズムです。

痛みで痛みを止める対抗刺激療法のメカニズムとして広く知られています。

広汎性侵害抑制調節

 

鎮痛機構以外の方法

【Ⅰa,Ⅰb抑制を介した筋緊張の緩和】

筋肉が緊張すると、こりや痛みを生じることが知られています。

一般的に筋肉の緊張により血流が低下すると発痛物質が局所に留まるため、痛みを誘発します。

筋緊張の強い部位にはりを行う際のメカニズムです。

Ⅰa,Ⅰb抑制を介した筋緊張の緩和

 

【血流改善(局所、または全身)】

血流の低下部位にはりを行ったり、四肢に刺激を行うことで全身のバランスをとる全身調整のメカニズムです。

局所、または全身の血活改善のメカニズム

 

【自律神経の調節】

痛みが長期に及ぶと交感神経が亢進した状態が続き、痛みの悪循環を形成します。

そのため、自律神経を調整することが、痛みの軽減につながります。

自律神経に影響の深い筋肉は抗重力筋と呼ばれる筋肉であり、

交感神経が亢進している時はこれらの筋肉は緊張しています。

抗重力筋を緩めることができれば、交感神経が抑制され、副交感神経優位となるため痛みの軽減につながります。

全身の筋緊張部位を緩めるようなはりや、リラックスを促すようなはりを行う際のメカニズムです。

自律神経調整 全身の抗重力筋分布

 

【体制自律神経反射を返した内臓調節】

痛みの慢性化に伴い自律神経のバランスが乱れると、様々な不定愁訴を生じ、それが痛みの悪循環を形成します。

そのため、各臓器の機能改善することが、痛みの悪循環改善には重要です。

各臓器を調節するには

1.臓器支配エリアのツボ刺激

2.臓器支配エリアのデルマトーム領域

3.臓器支配エリアもミオトーム領域

4.臓器支配エリアのスケルトーム領域

この4つがあります。

背部のツボやを使った鍼刺激により内臓機能を調整する際のメカニズムです。

 

 

【角質細胞を介した免疫・内分泌調整】

皮膚にある角質細胞(ケラチノサイト)が刺激されると、NO(一酸化炭素)か放出され、

脳の視床下部を刺激してβエンドルフィンを放出させるとともに、

脾臓を刺激してNK(ナチュラルキラー細胞)を活性化することが知られています。

皮膚への接触刺激や擦過刺激は、鎮痛を起こすとともに免疫細胞を活性化させ、免疫の働きを向上させます。

これが小児鍼などのよる痛みの抑制の際のメカニズムになります。

角質細胞を介した免疫・内分泌調整

 

【神経伝達物質を介した作用】

痛みが慢性化すると気分が落ち込み、不安や恐怖心が芽生え、それらがうつなどを引き起こすことで強固な痛みの悪循環を形成します。

全身の鍼刺激により、セロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンなどの神経伝達物質を増加させます。

セロトニンはうつなどの気分や鎮痛

ノルアドレナリンは情動

ドーパミンは運動や情動

と関係があることから、鍼刺激によりこれらの伝達物質が増えれば、

痛みに関連した様々な症状が改善するものと考えます。

具体的にどのような刺激頻度が良いのかにについては明確ではありません。

しかし、動物実験では鍼通電が多いことから、

脳への影響が強い四肢に鍼通電を行うことが効率的であると考えられています。

鍼治療で気分や情動が改善する際のメカニズムです。

 

これらの治療機序を元に治療パターンを組み立てていきます。

鍼灸治療で痛みや機能を改善するためには、これまで示したいずれかの機序を働かせる必要があります。

 

スーパーライザー

 

スーパーライザー

当院で使用しているレーザーは、

Low reactive Level Laser Therapy(LLLT)で日本語では低出力レベルレーザー治療と言います。

 

レーザーの特徴は4つ。

単色性

指向性

コヒーレント

高エネルギー

これらの特徴を活かし生体に刺激を加えていきます。

 

特にLLLTの作用としては以下の項目が挙げられます。

神経:興奮抑制、神経修復、疼痛緩和

細胞活性化作用:ATP産生促進、骨格筋の再生、血管新生、骨芽細胞の増殖、骨形成促進、骨修復など

生物学的作用:血流改善、創傷治癒の促進、抗炎症作用、肥厚性瘢痕やケロイドの軟化、平坦化、腹腔内の癒着の剥離

免疫:過剰免疫反応の抑制

 

当院で使用しているスーパーライザーはLLLTです。

鍼灸と併用することによりこれらの疾患に対応していき、痛みを緩和させていきます。

 

スーパーライザーの効果

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星状神経に照射する事により、自律神経系の中枢である視床下部に影響を及ぼし、全身的に交感神経の緊張を緩和します。

交感神経の過緊張が、全身的に様々なトラブルを作り出す仕組みは、血液の循環障害がおこり、ホルモン分泌が乱れ、病気を防ぐ免疫の働きも低下するというように、体の健康を保つおおもとの仕組みが混乱するために、色々な病気や症状が起こってくるわけです。

それに対して、星状神経に照射する事でおおもとの原因である交感神経の過緊張を緩和するので、色々な病気や症状が緩和していきます。

精神・情動の刺激、環境条件の変動による情報、体の内部の変動の情報がすべて視床下部に集まり、この情報から適切な判断をして、免疫系、内分泌系、自律神経系へそれぞれ指令を発して体の恒常性維持を図っています。

その為、星状神経節にスパーライザーを照射し視床下部へアプローチする事が目的となります。

スーパーライザー

当院の施術

皮膚刺激を目的とした施術をしています。

皮膚表面を摩擦することでドーパミンの分泌が増える事でリラックス効果、不安の軽減、抑うつ感の軽減が証明されています。

体性ー自律神経反射:皮膚への摩擦刺激により脳血流の増加を促します。

はりきゅうは自律神経の調整にとても良いことがWHO(世界保健機関)に認められています。

もしお困りの症状がありましたら、是非ご相談下さい。

擦過鍼

これが擦過鍼(さっかしん)です。

ご自身でストレスがどれほど溜まっているかわからない方程、自律神経症状の疾患が表れている傾向にあります。

喉のつまり感、咳、動悸、胸苦しさ、腹痛など感じ、なかなか改善しないようでしたらご相談いただければと考えております。

施術料金

初診料 ¥1,000円

施術費¥5,000円(スーパーライザーの使用料金も含みます)

🔻ネット予約はこちらから🔻

予約サイト

☏099-814-7499

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