学びの秋 不妊治療 妊娠初期治療編

前回の続き…

11月19日は佐賀県へ。

佐賀県鍼灸マッサージ会主催の研修会、『不妊・子宝治療・妊娠初期の鍼灸治療』へ参加してきました。

講師の先生は、私も会員として属しております、一般社団法人JISRAMで副会長をされております三瓶鍼療院院長三瓶真一先生です。

三瓶先生は一般社団法人福島県鍼灸師会 会長も務めておられ大変お忙しい先生です。

不妊治療では、不妊治療を扱う上で必要な基礎知識から体外受精での鍼灸の補助効果、卵巣(卵管)機能改善の鍼灸治療、子宮環境改善などをご教授下さいました。

また月経痛(続発性)・子宮内膜症体質が原因不明不妊の大きな1要因となるなど、子宮内膜症による不妊原因についてもお話くださいました。

内膜症は月経周期が規則正しく回数が多くなればなるほど、子宮内膜症の罹患率が高まります(生殖医療のすべて 堤 治先生)

現在では、初潮年齢が低年齢化していますが、結婚年齢は高くなっているため必然的に月経回数が増加しています。その為内膜症に罹患している方は増加傾向にあります。また、妊娠回数との関係もあり、妊娠、出産を多く行っておられる方は内膜症に罹患する率は少ない傾向にあります。

その他、子宮内膜症の腹水の生理活性が妊孕性に及ぼす影響を参考文献を用いりはなしてくださり、とても興味深いものでありました。

私も、JISRAMの方でプロジェクト学習というものをしています。私が属しているチームでは『エストロゲン依存性疾患と鍼灸治療の向き合い方』としてプロジェクトが進んでおり、子宮内膜症にしぼり学習をしています。エストロゲン依存性疾患とは、女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの2つがありますが、エストロゲンだけが高い状態だと進行してしまう病気のことを言います。

文献を集め学習していると、エストロゲンが結合するエストロゲン受容体であるGPR30の係わり、アレルギー疾患などに関係するIL-4の意義、制御性T細胞が有意に減少しているなど様々な事柄が絡んでおり、内膜症とはどういう疾患か更なる学習が必要だと感じております。

午後からは実技で、妊娠初期に起こりやすい症状のつわりに対しての治療法、逆子(骨盤位)の治療法などを披露して頂きました。

※また鍼してもらっちゃいました。笑

逆子(骨盤位)に関しては、頭位(頭が下を向いている状態)に返る確率の話をしてくださり、やはり週数が経つにつれて返りづらくなるという結果でした。

28週ではおおよそ30%の胎児が逆子だといわれ、逆子のままで出産を迎えられる方は3~5%程しかいらっしゃいません。医師、助産師から逆子だと伝えられる時期はだいたい28週位になります。逆子と伝えられてからどれだけ早く治療を開始するかで頭位に返る率が変わってくるという研究データの方もあります。

当院でも逆子の治療を行っておりますが、やはり週数が少ない方ほど頭位に返りやすい傾向にあります。ですか、週数が経つにつれて返りにくくはなりますが頭位にならないわけではありません。当院での最高週数は37週で頭位に戻った方がいらっしゃいます。ただし、やはり週数は早いに越したことはないと考えております。逆子でお悩みの方がいらっしゃいましたらなるべく早い治療をお勧めいたします。

また当院では、逆子の治療にエコーを用いり胎向を確認したうえで施術に入ります。受診された時点で頭位に返られたいた方もいらっしゃいました。エコーを使用することで逆子に関しての治療をしなくて済み患者様からも喜ばれております。

佐賀県というアウエーの場所で研修でしたが、三瓶先生の温かいお人柄に癒され受講することができました。笑

今回の研修でも多くの事を学ぶことができ、たいへん収穫の多い研修でした。

最後に一般社団法人JISRAM(日本生殖鍼灸標準化機関)につきましては下記をクリックしご覧くださいませ。

生殖鍼灸に真剣に向き合う団体です。

http://jisram.com/info/jisram%e3%81%ae%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%83%88/

はりきゅう院さくら

鹿児島県鹿児島市桜ヶ丘4丁目18-12

℡099-811-4297

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