日本受精着床学会
日本受精着床学会へ参加してきました。
この学会へは昨年参加しとても勉強になった為、今年もなにがなんでも行こうと決めていました。
今回の学会では良好胚を3回から5回移植を繰り返してもなかなか着床しない、着床しても流産してしまうなどの症状についての話題が多く取り上げられていました。
このような疾患、反復着床不全(障害)と言われています。
反復着床不全の患者の2人に1人は慢性子宮内膜(以下:CE)に罹患していると言われています。
CEという言葉を始めて聞かれる方も多いと思います。
CEとはその名の通り慢性に子宮内膜が炎症を起こしている状態のことを言います。
このような症状が起こっているとなかなか着床することが難しく、着床しても流産してしまうと言われています。
この疾患で一番困った事は自覚症状がないという点です。
急性の子宮内膜炎は痛みを伴いますが、慢性子宮内膜炎は全くと言っていいほど痛みを伴いません。
CEの診断方法は子宮内膜組織診でCD138免疫染色、子宮内膜培養検査、子宮鏡検査などで行います。
CEがあるとなぜ着床することが出来ないのか…
その一つとして『着床の窓』のズレが起こっている方が多くみられます。
着床の窓を測定する検査としてERA(Endometrial Receptivity Analysis)検査がありますが、
CEに罹患されている患者さんがCEの検査を受ける前に行ってしまうとズレが生じている可能性があると仰っていました。
CEの治療を行うとズレが治ってしまう可能性がある…という事です。
検査を受けるタイミングが大事であるということでした。
その他にも、子宮内フローラの破綻が起こることで胚の受け入れを阻害している可能性や、
免疫の働き(TH1/TH2の比率への影響、NK細胞の活性)などで着床の妨げになってしまっているお話をお聞きすることが出来ました。
治療方法は抗生物質を用いて行い、1回の使用で8割の方に効果がみられているという事でした。
1回の使用で効果が少なくても2回目に異なる抗生物質の使用を行っていくということでした。
着床、子宮内膜に関しての検査では、ERA・EMMA・ALISEなどがあります。
鹿児島でも受けられる施設がございます。
お悩みの方はぜひ相談されてみてはいかがでしょうか。
私の方でも着床に向けての子宮内膜の環境作り、または採卵・AIH・タイミングに向けての卵巣環境作りのお手伝いをさせていただいております!
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今月も陽性判定を受け妊娠維持に向けて頑張っている患者さん、採卵に向け頑張っている患者さん、タイミングや人工授精に向けて頑張っている患者さんの為に私も頑張ります。
日本受精着床学会は1日目は朝8:00から18:00まで、2日目も8:00から15:00までみっちり‼
脳みそフル回転でとても有意義な時間となりました。
来年は福岡!是非参加したい!
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