日本不妊カウンセリング学会
日本不妊カウンセリング学会学術集会へ参加してきました。
今年のテーマは『不妊チーム医療と鍼灸の役割』
生殖医療に関わる医師や看護師が多い学術集会で鍼灸が取り上げられるという素晴らしい機会でした。
最近では鍼灸は少しずつ認知はされてきてはいるものの、
実際何をされているかわからない、どんなことをするのだろうとまだまだ中身に対しては周知はされてはいないと感じています。
今回、私も所属しておりますJISRAMからたくさんの先生が壇上され鍼灸についてお伝えくださりました。
・スマートフォン用精子観察キットを用いた鍼灸治療による効果の検討
・鍼灸近赤外線併用療法が子宮内膜肥厚に寄与するか
・生殖領域における鍼灸院の実際
など鍼灸治療により改善した症状などを中心に発表されました。
会場はすごい人で注目っされていることがうかがい知れます。
シンポジウムでは、
今回のテーマである「不妊チーム医療と鍼灸の役割」について多くの方の前でセッションしていただけました。
鍼灸&スーパーライザー併用治療介入前と介入後の採卵成績、胚盤胞到達率向上を示すデータ、
子宮内膜が厚くならない方に対して鍼灸治療後の内膜厚の変化を示すデータ、
胚盤胞移植を行う際の鍼灸介入群と鍼灸無介入群の着床率、生産率の比率、
流産率を低下を示すデータなどをそれぞれの先生方が発表されました。
会場からもたくさんの質問もあり鍼灸について少しは理解していただけたのではないかと思っています。
この学会で一番の楽しみが松田ウィメンズクリニック(MWC)培養士末永さんの発表でした。
鍼灸じゃないのか⁉と思われるかもしれませんが…
鍼灸の学会ではないので生殖医療施設の色んなことを知れるいい機会なんです♪
発表内容は『凍結胚の保管期限に関しての患者意識調査』
素晴らしい発表でした‼
日本産婦人科学会では胚の凍結保存期間は「被実施者が夫婦として継続している機関であってかつ卵子を採取した女性の生殖年齢を超えないこと」となっており、明確な期限は個々の施設に委ねられている現状があるそうです。
この発表に際して取られたアンケートでは、患者自身が適切であると考えている保管期間は患者背景で異なることが示唆されており、年齢により今後どうしていきたいか、治療を再開するか?2人目に挑戦するか?決断に差が出るようでした。
人それぞれ色んな思いがあると思います。
なかなか決められない方も多いのではないでしょうか?
患者自身が適切であると考えている保管期限は患者背景で異なります。凍結個数や年齢と保管期限の関連をどのように考慮していくか今後の検討の必要性を感じたと言っておられました。
通院を休んでいても治療に関して相談できるサポート体制があるとのことですのでどうされるか迷っておられる方はご相談されてみてはいかがでしょうか?
以前MWCに通われていた患者さんの話しで印象に残っている事があります!
採卵後の受精確認報告で、受精卵を培養士の方が『この子達』と呼んでくれたんです!
とそれは嬉しそうに教えてくれました。
その患者様は無事子供を宿すことが出来ました♪
信頼できるクリニックがあるという事はとても頼もしいですね!
はりきゅう院さくらもそうなれるよう日々努力していきます!
当院では現在30数名の妊活をされておられる患者様がおられます。
無事懐妊、ご卒業される方が今月も数名いらっしゃいます。
信頼してくれる以上、望通りの結果になるよう努力していきます‼
最後はJISRAMの先生方と!
この時の麻婆豆腐が旨辛で‼︎汗が酷かったです笑
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